テニスラケットの選び方

雑記

 今回の投稿は雑記です。

 私は、学生時代からテニスを続けていおりますが、とあるきっかけを機にテニスラケットを新調することに。

 テニスラケットの選び方、新しいテニスラケットの使用感などを記していますので、最近テニスを始められた方など、良ければ読んでいってくださいね。長文になったため、その①としてラケットの選び方編、その②として今回購入のテニスラケット編、その③使用インプレッションの三部構成といたします。

テニスラケットの選び方

 テニスラケットを選ぶ際は、以下の要素があります。

 グロメットの種類やラケットの素材(炭素繊維の種類)など、厳密には未だありますが、それらの要素はかなりマニアックなものです。グロメットはラケットフレームとセット販売で実質選択余地がなかったり、ラケットの炭素素材種別を判別できるプレーヤーはごく僅かで、殆どのプレーヤーのラケット選びに当たっては極めて小さい要素のため排除しています。

メーカー

HEAD(ヘッド)、WILSON(ウィルソン)、BABOLAT(バボラ)、YONEX(ヨネックス)、Tecnifibre(テクニファイバー)、Prince(プリンス)、MIZUNO(ミズノ)があります。

 メーカーによって大きく違うものは、グリップエンド(手で持つところです)の形状、テニスラケットのフェイス形状の傾向、テニスラケットのプリントデザイン(ロゴ含む)と思います。(ボールを打った時の打球感、など他にもメーカーによって変わる傾向があるものもあると思いますが、人によって感じ方が違う点は記載を省いております)

HEAD しゃもじ型のラケットフェイス
DUNLOP たまご型のラケットフェイス

 メーカーについては、デザインなどの好みで選ぶ、もしくは後述のスペックを優先していいと思います。

 

重量

 テニスラケット(フレームのみ)の重量は、大人用であれば250g~340gくらいです。

 スイングした時に体感する重さは、後述するバランスポイントとの兼ね合いに依りますが、一般的にラケットの重量が重い方が、少ない力でスイングできます。筋肉量や体の小さな方でも、使いやすいということになります。過度に体に負担が重すぎるラケットを使用すると怪我のもとにもなります(私は手首を痛めました…)一方、重いラケットは、勢いのある打球を打った際(インパクト)、ラケットフェイスがブレにくい、即ち打球に負けにくいことが言えます。

バランスポイント

 バランスポイントは、日本語に訳すと、「重心」です。ラケット(フレームのみ)の重心のことです。グリップの下端から305~360mmに重心がおかれているラケットが殆どです。

 バランスポイントがグリップの下端から近いほど、握る手と重心の距離も短くなります。そのため、バランスポイント305mmと360mmのラケット(同じ重量とする)をスイングした際の重さは、305mmのものの方が軽く感じます。一方で、打球が当たった箇所とバランスポイントの位置関係も同じことが言えます。その視点で言いますと、バランスポイント360mmの方が打球を打った時にラケットフェイスの安定があります。 

 ほとんどのラケットが、バランスポイントがグリップ下端から遠い場合は重量を軽く*1、一方、バランスポイントが近い場合は重量が重く*2なっています。

 一般的に前者のラケットは筋力・体力少なくやスイングスピードがゆっくりの方向け、後者のラケットは筋力・体力が多く、スイングスピードが速い人向けとなります。

*1 Wilson TRIAD THREEは360mm、264g

*2Wilsonプロスタッフ95 2021年モデルは305mm、331g

ヘッドサイズ

 フェイスサイズとも言い、ストリングが貼ってある打球を打つエリアを指します。 in² (スクエアインチ)で表記されることが多く、88~115 in² くらいのラケットが殆どです。

 ヘッドサイズが大きければ大きいほど、打球が当たる面積が広くなり、ラケットフレームで打ったり、空振りすることが減ります(多少経験あれば、空振りはあり得ませんが。笑)

 一般的にヘッドサイズが大きくなるほど、スイートスポット*も広くなり、打ちやすくなります。一方、ヘッドサイズが大きくなるほど、フレームとフレームを走るストリングの距離も長くなります。そのため、打球を打った際にストリングが撓む感覚があったり、打球感に違和感(クリアーじゃない)あったります(技術の進歩で、ラケット面積が広くても打球感が良いものが増えてきています)。

 スピンを確りかけるプレーをしたい方は、フェイスが広いものが向いてます。インパクト後にフェイスの上をボールが転がる面積が広くなるからです。

 * 色々な説明がありますが、打った時に違振動もなく、ラケット性能通りの返球ができるエリアです。

 グリップサイズ

1~5のサイズがあります(数字が小さいほど細い)。

日本人にとって標準的な2や3が店頭に並んでいることが殆どで、1、4、5は殆どの場合、取り寄せ注文になります(テニス専門店でも売れ筋の2、3を扱うことが殆ど)。

 グリップエンドは、メーカーにより若干形状・大きさが異なります。例えばBABOLATやYONEXだと六角形の各辺が均等に近く、丸く感じるなどです。実際に握ってみてご自分の手に合うサイズを探してみてください。手が小さく握力が弱い方は1や2をおススメします。また、グリップが細いほど、握ったときの手首の可動域が広くなりますので、そういったことを気にされる方は敢えて小さいサイズを選ぶのもアリと思います。

ストリングパターン

 ラケットフェイス内を走る縦・横のストリングの本数を指します。縦方向の本数×横方向の本数で表記され、殆どのラケットは16×19、18×19、18×20のパターンです。

ストリングパターンが粗くなる(本数が少ない)ほど、ラケットヘッド面積当たりのストリング占有面積が少なくなり、インパクトの際にボールがストリングに食い込みやすくなります(インパクトの際にボールを中心に波状にストリングが動きます)。また、打球感も軟らかめになる傾向があります。スピン(ボールの回転)をより多く・簡単にかけたいプレーヤー向きと言えます。

 一方、ストリングパターンが細かく(本数が多い)ほど、インパクトの際にストリングが動きにくく、また撓みにくくなり、ボールを潰しながらインパクトしやすくなります。フラット(無回転)な打球や、早い急速と回転を求める(ボールを潰す一瞬でスピンをかける)プレーヤー向きと言えます。こちらは、速いスイングスピードが求められます。余談ですが、速いスイングには、脱力からの力み、筋力が求められます。

長さ

 グリップ下端からラケットヘッド上端までの長さです。殆ど、in(インチ)表示されます。また、27.0in、27.5inのラケットが殆どです。以前は27.5inをラインアップするメーカーもありましたが、現在は27.0inのラインアップが殆どです。

 27.0inの方が短いため、少ない力でスイングできる、また振りぬきやすいラケットとなります。一方、27.5inは長くなるため、27.0inに比較し力が要りますが、より遠心力を得られるため、より球威のあるボールを打つことが可能になります。尚、グリップ部分が長くなることで、0.5in長くなるラケット形状となります。

フレーム厚

 ラケットフレームの厚さを指します。19mm~26mm程度のラケットが多くなっています。フレームが厚いほど、少ない力でボールを飛ばすことができます。一方、薄いほど、力(スイング)が必要になります。また、実体験上、フレーム厚が薄くなるほど、打球感がクリアーになる傾向があります。

 上記のロジックを存じておりませんが、ラケットが厚いほどラケット素材(炭素繊維)が多く使われるということになるため、反発力をより得られるのでは、と分析しています。

 また、ラケット厚はどの部分においても厚さが同じもの(●●㎜ フラットと表記)やそれぞれの部分で厚さを分けているものがあります。

フレーム形状

 フレームの断面構造を言います。主に、ボックス形状(四角形)、ラウンド形状(楕円)があります。その他としては、両者の間を取った形状などもあります。特性としては、ボックス形状はしっかりとした打球感で、ボールを潰しながら打つプレーに向いています。一方で、ラウンド形状は、インパクト時のフレームの変形が少なく、はじくような打球感になります。

RA値

 RA値はラケットの剛性(硬さ)の基準です。RA値の目安としては、RA60未満が柔らかい、RA60~RA66が 標準、RA67以上が硬め、と言われています。

 が、私は実体験上、あまり参考にしない方がいいと考えています。なぜなら、実際の打感は他の要素(フレーム厚、ストリングパターン、フレーム形状)が複合的に関係し、RA値単体では硬さを推し量れないためです。

 以上、ラケット選びの参考にしてみてください。

 次回は「その②今回購入のテニスラケット編 」を投稿致します。

 では、また次回の投稿で!

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