ラーメン改　レビュー（蔵前駅・ラーメン）

　今回の投稿は、東京都台東区蔵前にある

　ラーメン改（かい）

　さんへ。

　貝だしを使用したラーメンを提供するお店です。唯一無二の上品でうま味抜群の貝スープ、スープに引けを取らない麺、とすべてにおいて素晴らしい味を提供しています。
　初訪問時に頂いたラーメンが衝撃的に好み過ぎて、何十回も足を運ぶお店です。当初は、並びなしで入店できましたが、今や常に10名ほどの並びができる人気店になっています。並んででも食べる価値のある一杯です。是非体験してみてください！

総評
お店の概要　
訪問記
店舗情報

総評

　まずは総評から。総評３.2とさせて頂きます。現金対応のみのため、総評は中間の点数になっていますが、味が素晴らしく、お勧めのお店となります。詳細は以下の通り。

　味：5　感想は後述の訪問記にて。

　コスパ：4　ラーメンとしては標準的な値段設定。味も加味し、4に。

　内装・雰囲気：３　女性の方も抵抗なく入れると思われる、木目と白い壁を基調としたきれいな店内。女性スタッフさんもおり、所謂、ラーメン店っぽさはなく、カジュアルなレストランにいるような感覚に。ただ、店内は「I」の字型（長方形で）、右から厨房、席、通路となり、着席時には通路に人一人が体を斜めにして通る必要がある為、他の良い点もありますが、3に。

　アクセス：3　蔵前駅から徒歩5分程度、近くにコインパーキングも多数あります。都内で言うと所謂、普通のアクセスと考えるため、3に。

　入店迄の時間：2　今や人気店となっており、休日であれば昼営業終了間際の14時過ぎでも10名前後並んでいることもザラ。そのため、2に。（他の外食店では、さらに並ぶところもあるため、そちらは1にする予定です）夜営業開始の17時頃も列を見るため、夜営業遅めの時間対ならスムーズに入れると思います。

　料理提供までの時間：3　混雑時には10分程度は待ち、普通のラーメン店と比較し、標準的な提供スピード。

　スタッフ対応：3　明るくハキハキとした接客。

　支払方法：1　現金のみ。一万円札使用の場合は、スタッフさんに依頼し、両替が必要。（ラーメン店にある良くあるシステムです）

　再訪可能性：5　都内の中心で、カフェや雑貨屋さんも多くあり、浅草や秋葉原など主要な街に近い蔵前にあり、お店までのアクセスも良く、何より味が良いと思います。

お店の概要　

　東京都蔵前、色々な店舗が構えるメイン通りの真ん中あたりに店舗を構える、貝だしのラーメンです。2016年にオープンとのこと。看板メニューの貝しろラーメンの他、つけ麺、期間限定ラーメンもありますが、魚介だしのみを扱うお店になります（期間限定で動物系も出しているかもしれませんが、不明です）。

　蔵前では、他のラーメン店はごくわずかしかないため、蔵前では貴重なラーメン店となります。蔵前でラーメン店に行きたくなった際は、是非こちらへ行かれるといいと思います。（ラーメン店でなはくても、蔵前でのランチにも勿論お勧めできます）

　ラーメン改さんは、現時点（2021年9月）で蔵前以外に店舗は無く、この味を味わいたいなら、蔵前に行く必要があります。

訪問記

　蔵前の国際通りに面し、店舗を構えるラーメン改さん。新規オープン以降4年目くらいまでは休日の昼間でもごくわずかの待ち時間で入店できましたが、5年目頃（2020年頃）からは、休日には常に10人ほどの列ができるほど、認知されるお店になっております。こんなにおいしいラーメンがほとんど並びなしで頂けた頃が懐かしいですが、列に並ぶ時間・覚悟ができた際は、今でも訪問させて頂くお店です。

　この日は、日曜日の13時頃に訪問。幸い、5人程度の待ち。こちらのお店は、人通りの多い歩道、隣にもお店があるために、邪魔にならないように列ができた際の並び順が、店先に図解してあります。2-3人は店舗前で並び、以降は車道側の植木に沿って並ぶ形になります。

　並んでいるところ、注文を取りに来たスタッフさんに食券を渡します。最終的に20分ほど並び、店内へ。

　お水はセルフサービスと書いてあります。券売機後ろの給水機でお水を持って着席してもいいですが、いつも着席後にスタッフさんがお水を置いてくれます。

　今回注文したのは、全部入り貝塩らーめん（税込み1260円）。着席後、5分程待って着丼。

　レアチャーシュー4枚、海苔、煮卵、タケノコ、わかめ、三つ葉がトッピングされています。通常の貝塩らーめんは、レアチャーシュー1枚、わかめ、タケノコ、三つ葉のトッピングになります。原料費の変動か、大きさや個数は、変動している印象です（中くらいのチャーシュー2枚の時期もあれば、大判1枚の時期もあり）。

　まずは、スープから。蛤の香りを中心に、貝だしの香り、うまみ。程よい塩味で、油脂の重厚感もあります。正しいかわかりませんが、油にも貝の香りが移されているように感じました。すごくおいしいスープです。

　次に麺。やや太めのちぢれ麺。麺肌はつるつるとしており、もっちりとした触感。小麦の香りもします。スープとの相性抜群だと思います。

　レアチャーシュー。若干厚めのもので、程よい塩味と肉々しい質感のもの。塩味が立っており、生ハムのような繊細さを感じます。

　タケノコは、素材の味が活かされ、触感も確り残っています。

　わかめは、香りがよく、ほどよい触感もあり、貝だしスープのうま味を加速させます。抜群のトッピングと思います。

　のりは、とがったものではなく、パリッとした標準的なものの印象。

　味玉は、だし（おそらく）をしっかり吸ったもので、半熟卵状態。ラーメン改さんでしか頂けないものと思います。

　最後に、三つ葉。大ぶりのカットのせいか、しっかりと香りを感じます。ラーメンの味に、アクセントを加えてくれます。葉の部分もさることながら、スープ内に散らばっているやや太めの茎の部分がおいしいと思います。茎ならではの、カリッとした触感とともに、三つ葉の香りが広がります。

　それぞれの、味がしっかりと主張しているけれども、スープで確りまとめている、一杯と思います。

　気が付くとスープを完飲。

　＜番外編＞

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全部のせ冷やし貝塩らーめん(値段忘れました)です。

こちらは夏季限定のメニューです。温かい通常の貝塩らーめんにくらべ、買出しの香りを切りっと感じ、後味もすっきり。温かい方は、貝の香りをより感じるのだなぁ、と実感。それぞれのトッピング（青菜、はまぐり）は、主張しすぎないもので、触感が印象に残ります。みょうが、すだちも夏らしく、とても合うものでした。

　にぼしつけ麺(税込み880円)と味付玉子(税込み100円)です。

　つけ汁は、煮干しのえぐみが上品にまとめられており、スープも円やかで万人に好かれる味。
　麺は、小麦を確り感じられるTHEつけ麺といったもので、ツルっとした表面。
　チャーシューは、他のラーメンにも使用されるものと同様です。