ドライブレコーダーコムテック社 ZDR035 使用レビュー　実際に使用してみた感想

　今回の投稿は、コムテック社 ZDR035の使用レビュー続編です。

　少々長くなるため、設置編、使用してみた感想編、直接電源配線設置編、と3つのパートに分けて投稿しており、今回は使用してみた感想編です。設置編、直接電源配線設置編も、良ければご覧ください。

　本投稿の主旨としては、コムテック社の公式情報と比較し、実際に使用してみてどうだっかた？というものです。

使用してみた感想
実際の撮影映像
その他
コムテック社公式ホームページ

使用してみた感想

　コムテック社の公式ホームページには、製品スペックはもちろんのこと、日中・夜間の撮影画像・動画のサンプルも公開されており、また取扱説明書PDF（購入者でなくても誰でもダウンロード可）もあります。公式ホームページも、検討に当たって有用と思いますので、ご覧頂くと良いかと思います。（ZDR035は今年発売の新製品でレビューが少なく、私は公式ホームページ情報を信じて購入しました）

　私の感想としては、公式ホームページ情報との差異（実際使ってみると全然違うじゃないか！ということ）は、ありませんでした。

　しかし、使用してみて感じたことは、以下の通りです。私としては、初めてのドライブレコーダーでしたが、十分満足しています。

ポジティブな点

公式ホームページの製品情報、アフターサービス（データ復旧サービス、GPS情報更新等々）が充実している。
公式ホームページの製品情報通りの、使用感、実機性能。
Gセンサー（≒衝撃センサー）の感度設定、エンジンオフ後の録画開始タイミング、後続車接近時録画撮影開始の条件、夜間の（感度）センサー、等々の設定が細かくあり、自分好みの設定ができる。
日中、夜間とも十分きれいに撮影できる。

ネガティブな点（強いて挙げれば）

ドライブレコーダー本体の操作で、マイクロSDカード内の動画データを削除不可、フォーマット操作も不可で、パソコンで削除する必要がある。
手動録画などの一部の操作方法は、取扱説明書を見ないとわからなかった（ボタン名称での識別不可）
社外性microSDカードとの互換性がない。（保護した動画データ以外の古いデータは、自動で削除のため、付属の32GBマイクロSDカードでも十分と思われる）

　上記は、すべて取扱説明書に記載がありますので、すべて目を通していてば購入前の事前把握可能です。

実際の撮影映像

　実際の撮影映像です。すべて同じ日のに16～17時ごろ、降雨前の曇天に撮影したものです（すべて、綺麗に夜間撮影できるSTARVIS機能ONの状態）。　

頭上に高速道路が走る道路でのフロントカメラ映像

　私が右折のため信号待ち、左車線は直進中の状況です。左側を走るSUVのナンバープレート下一桁「9」も読み取れる映像でした（情報保護のためナンバープレートの殆どに目隠しをしています）。

空の下でのフロントカメラ映像

　こちらは信号待ちで、前方からタクシーがこちらに走ってきている状況です。ナンバープレート下一桁の「9」が読み取れます。前方の信号待ちのバイクのナンバープレートは、半分ほどの情報を確認できませんが、上二桁までは確認できました。

　どのドライブレコーダーも同じと思いますが（撮影画素数・フレームレート数に左右される）、ナンバープレートが小さく撮影されている状況だと数字が確認できない撮影状況が発生しやすくなります。

空の下でのリアカメラ映像

　後方の映像です。白のステーションワゴン車の方が、私の車を追い抜く際のものです。ナンバープレートの下一桁が、3なのか9なのか、何なのか読み取りができませんが、他は読み取り可能です。数字によっては、読み取りづらいものがあります（例：「1」ならすべてのケースで読み取り可能でした）。

　総じて数字4桁すべてを鮮明に読み取ることは難しい状況でしたが、5～8割ほどの数字（2～3桁）は読み取り可能でした。十分な性能、と私は満足しています。

　被撮影車両（相手方）が速い車速、撮影車両（自分）が遅い車速、と車速に差がある場合は、ナンバープレートの読み取りが時折、ぼやける場面がありました。相手が自分より（かなり）速い車速で急に視界（画角）に入ってきて、当て逃げされ、すぐに視界（画角）から消える、というレアケースではナンバープレートの撮影画像がぼやけ、確認できないものと推察・分析しました。

その他

　こちらは、殆ど公式ホームページにも載っていない情報です。実際に使用してみて、印象に残った情報です。

コムテック社から提供されている再生ソフトを使用した映像

　コムテック社の公式ホームページからダウンロードできる、ZDR035専用の再生ソフト映像です。

　ドライブレコーダーで記録した情報（フロント・リアカメラ映像、車速、GPS（地図・車両位置）、Gセンサー、時間）を確認することができます。また、動画からの静止画像の切り抜きもこのソフトで出来ます。各ボタンにカーソルを合わせると、「前後カメラ切替」などのガイドが出るため、初めての使用でも、非常に使いやすかったです。

　ただ、まず最初に各ボタンの一番右側のフォルダーを選択し、マイクロSDカード（マイクロSDカードからPC上にコピーしたファイルでも可）から映像を呼び出すことが必要です。この再生ソフトは、飽くまで再生ソフトなので、このソフト内にはデータは保存されません。

　社外製マイクロSDカードの使用可否

　コムテック社の過去のドライブレコーダーで互換性のあったとの、並行輸入品のSandiskの128GBマイクロSDカード(型番：SDSQUA4-128G-GN6MN)を使用してみたところ、「フォーマットしますか？」とフロントカメラに表示され、フォーマットが可能に。使用できるかと思いきや、再度エンジンをかけると「microSDカードを確認してください」とエラー表示。エンジンオン・オフを行っても、SDカードを抜き差ししても、全く改善せず。

　PCで再フォーマットの上、再挿入すると、「フォーマットしますか？」の表示が。しかし、エンジン再始動後に、同じ症状が再発。自宅の奥底に眠っていたPanasonic社製の1GBマイクロSDカード（品番不明）も試してみましたが、こちらはドライブレコーダーでフォーマットした直後に、エラー表示が。コムテック社のホームページの通り、社外品SDカードは使用不可能な模様です。