今回の投稿は、洋菓子店(カフェ)です。
東京都南青山にある
UN GRAN(アングラン)
さん です。
総評
まずは総評から。総評3.8とさせて頂きます。総評は中間の点数になっていますが、味が素晴らしく、お勧めのお店となります。詳細は以下の通り。
味:5 感想は後述の訪問記にて。
コスパ:2 一般的な洋菓子店に比べるとかなり小ぶりのサイズ。私としては、唯一無二の味の為、コスパ3か4(この値段でこのケーキが食べられる!)と思いますが、俯瞰的に考え、少し厳しめの2、に。
内装・雰囲気:4 詳細後述します。
アクセス:3 表参道駅から徒歩約10分、南青山という土地柄しょうがないと思いますが近くのコインパーキングもかなり少ないです。根津美術館や骨董通りあたりのお店と併せて、訪問すると効率がいいかも知れません。
入店迄の時間:5 基本的に洋菓子のテイクアウトで、行列も全くありませんので、待ち無しで購入することができます。また、イートイン(シェフズ・カウンターと言い、ドレッセされた洋菓子が飲み物のと共に提供)もありますが、事前予約で埋まってしまいますので、実質当日の並び実施不可です。そのため、イートインの入店迄の時間は待ち無し(予約のため)とし、評価5としています。
料理提供までの時間:N/A シェフズ・キッチン未体験の為、評価不可となります。
スタッフ対応:4 スタッフさんの数も申し分なく、明るく清潔感のある対応を頂けると思います。
支払方法:3 現金とクレジットのみ。
再訪可能性:5 洋菓子は砂糖の甘みが強すぎる、また食べ進めると味が単調に感じてしまうお店が多いですが、こちらは味・香りのグラデーションが素晴らしいと思います。私個人的に、洋菓子店No.1のお店です。
お店の概要
東京都南青山の裏路地に店舗を構える、UN GRANさん。ブルーノート東京や根津美術館が近くにあります。
オープンは2015年とのことで、2019年以降現在まで(2021年9月現)シェフパティシエは、昆布 智成(こんぶ ともなり)さんという方。それまでのシェフパティシエは、金井史章(かない ふみゆき)さんで、独立し、2020年に東京都奥沢にINFINI(アンフィニ)という洋菓子店をオープンされています。
UN GRANは、一粒サイズ(5-6cm四方程度の大きさ)の洋菓子を提供するお店となります。定番の他に、季節のラインアップも充実しています。ケーキのほかに、クッキーのラインアップも充実しています(10種以上はあったと記憶)。
訪問記
東京に来て間のないころ、南青山を散策しているとオフィスや住宅地が多く立ち並ぶ裏路地に、モダンな外観のお店を発見。看板を見ると、ドーナツ?のような商品が。恐る恐る扉を開けると、行き止まりの通路が。「間違えたかな?」と思い、右手に目をやると、通路が続きます。そのまま進むと、奥にショーケース、キッチン、スタッフさんが。このように、扉を開けるとすぐに景色が広がるのではなく、通路を抜けると景色が広がる、というのはわくわくしますし、雰囲気もでますね。
ショーケースが二つ並んでおり、左手にケーキ、右手に焼き菓子が並んでいます。ケーキも焼き菓子も同じくらいの種類がラインアップされています。ケーキも焼き菓子も頂いたことがありますが、特におすすめのケーキの方をご紹介します。
ケーキは、定番メニューと季節のメニューがあり、自分の経験上、ラインアップの3-5割が定番メニューを占めます。
UN GRANさんは、味もさることながら、パッケージがおしゃれだと思います。個数に合わせたパッケージ(包装)があり、(たしか)6個買うと、専用のパッケージになります。それが、ケーキのデザインと相まって、おしゃれでした。実際のものは、是非ご自分の目で確かめてください(写真を取るのを忘れました。笑)
今回はこちら。グランバニーユ(左側)とタルトフリュイ(右側)。値段を記録するのを忘れてしいましたが、UN GRANさんはひとつ400台~500円台の値段設定です。
グランバニーユは、バニラの香りをあしらったもの。土星のわっかの様に見えるのは、ホワイトチョコ。土星を支える土台には、アーモンド。(他の素材はメモするのを忘れてしまいました)
タルトフリュイ は、クッキー生地の土台にイチゴを生クリームとともにあしらったもの。(中に何か美味しいソースが入っていた記憶ですが、こちらもメモを忘れてしまいました)
私が思う、UN GRANさんの特徴としては、味と香り、触感のグラデーション、ちょうど食べ飽きないサイズ、です。このグランバニーユを例に挙げても、所謂バニラを使ったケーキなのですが、ホワイトチョコ、ムース(確か)、バニラ、など、口に入れて飲み込みまでに、味のグラデーションを感じます(バニラの香り・ムースの滑らかさ→チョコの甘み・くちどけ→チョコの香り→アーモンドの触感など)。オーソドックスなケーキでも、他店のそれとはまったく違います。
4~5cm四方のこんなに小さなケーキなのに、詰まっている味は、ケーキの体積の何倍もあります。大口で食べてしまうと、2口、3口で終わってしまう大きさですが、それ以上大きいと、この味のグラデーションでさえ、単調に思えてきてしまう。なので、あえてこの大きさにしているのだと、私は分析しています。
テイクアウトの他に、ショーケース横のカウンター(4席)があり、そこでドレッセされたケーキを飲み物とともに頂けます。こちらは、完全予約制とのことで、必ず予約してください。店舗でケーキ・焼き菓子を購入の際に、メンバー登録を聞かれます(聞かれない場合は、聞いてみてください。笑)ので、そちらに登録すると、シェフズカウンターの優先抽選案内をメールで貰えるようになります。
ショーケースの商品の他、バレンタインデーやクリスマスは特別メニュー(長方形の、所謂ホールケーキのみ)が出ます。そちらは頼んだことが未だありませんが、とても美味しそうなので試してみるといいかも知れません。
2019年に 昆布 智成 さんがシェフパティシエに就任されていますが、 金井史章 さんが務めたいたころに感じたUN GRANの良さに遜色なく、例えば具体的に言いますと定番メニューの味は変わりません(少なくとも私はそう思います)。UN GRANの軸・理念はケーキに反映(維持)され続けていると思います。
店舗情報
最後に店舗情報です。
住所:東京都港区南青山6-8-17 プルミエビル1階
最寄り駅:表参道(B1出口)から徒歩10分程度(700m程度)
駐車場:なし(最寄りにパーキングメーター有)
定休日:水曜日
営業時間: 11:00-19:00 *緊急事態宣言中の営業時間は要確認。
トイレ情報: 不明。(テイクアウトのみの利用経験のため、利用経験なし)
バリアフリー状況:店舗入り口に階段あり。店内は、車椅子やベビーカーを取り回せるスペースあり。
では、また次回の投稿で!
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